天国へ旅立ったバーバが生きた証は私のルーツ

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こんにちは!

Tento-スタイリストの伊藤真緒です。

少し前に、人生で初めて、東京から新幹線で長野駅へ降り立った私。

なんて近いんだ!新幹線てすごい!!
なんて、今更ながら感動しました!

地元である浜松から長野って、地理的に結構行きづらいんですよ。
名古屋経由か東京経由しないと行けないし、高速道路使っても大回りしないと行けなくて。

だから、すごく遠いイメージがあった長野へすぐに行けたことにびっくりしたのでした。。。

今回長野へ行った理由は

天国へ旅立つ祖母とお別れをするため。

私にとっては、子供の頃からずっとお世話になった、祖父母の中でも一番関わりの深い祖母。

そんな祖母の生きた証を、ちゃんと振り返りたいと思った。と同時に自分のルーツを知ることも、自分を知るきっかけの一つになるし、家族を大切にすることにも繋がるはず。

今回は、勝手ながら私の大切な家族である祖母のことを、この場を借りて残したいと思います。

 

私のバーバのお話

1930年(昭和5年)年生まれ

生まれは、新潟県。

長女として生まれ、10人ぐらいいる妹や弟の子守をして育ち、
大人になってからも、いつも子供や孫などずっと誰かのために動いていた働き者。

父曰く、ほとんど無趣味だったバーバ。
真面目で頑固な性格で、故郷の昔ながらの知人以外に新しい友人をあまり持たなかったけれど、

孫たちの活躍を見て世界が広がっていったみたい。

とはいえ私の記憶の中では、

昔の人らしく、服がほころびればチクチク丁寧に縫って直して物を大切にする人な印象があるし、
外にどんどん出て行くタイプではなかったかもしれないけれど、ふらっと日帰りで京都まで行ってお土産を買って来てくれたり、
おはじきやお手玉を教えてくれたり、好きな歌を歌ってくれたりと子供が好きでよく遊んでくれた。
食べることが好きでなんでも食べたし、ビールも飲む人だった。

それから覚えているのは、

縁側の小さな鏡台の前で、
新聞紙を敷いてその上に座り、ビニール袋みたいものを被って

なにやら歯ブラシみたいなもので自分の髪を染めていた姿!!!

あれ、なんだったんだろう?市販のカラー剤??
今になって、美容師目線で気になる。。。笑

 

共働きの私の両親を助けるために、長野から度々浜松に来て、孫である私や弟の世話をしてくれたバーバ。

長野と浜松を行ったり来たりする生活だったけれど

私が小学生の頃、祖父の病気もあり浜松に引っ越して来た。
母が仕事で帰りが遅くなるときはいつも、バーバがご飯を作ってくれていた。

 

葬儀で兄弟が集まったとき、バーバの作るご飯で印象に残っているものの話になった。

「たけのこ汁(長野の郷土料理らしい)好きだったなぁ」

「大学芋とか天ぷらとか、たくさん作ってくれてたけど全然食べきれなかったよね笑」

「ちまきとかおはぎとかもめっちゃ美味しかった!」

手のかかる料理ばかり。

でも、例えばハンバーグなんかのお肉を食べたかった育ち盛りの私たち孫は、
煮物などの茶色いおかずばっかりな夕飯に、悪気もなく文句を言ったこともあったような気がする。

今考えれば、一生懸命孫の私たちのことを考えて、夕方も早々から仕込みをして作ってくれていたんだろうな。文句言ってごめんなさい・・・。

あぁ・・・おはぎの作り方、ちゃんと聞いとけばよかったなぁ

なんて今更ながら思ったり。

 

 

バーバは戦争も経験しているから、

時々当時のことを聞いては話してもらっていた。

思い出したくない記憶もあったかもしれない中で、壮絶な当時の生活の様子をよく話してくれていたのだけれど、バーバだけではなく、戦争体験者がどんどんいなくなってしまう今の日本においては、バーバのような一般市民の戦争体験談も、語り継ぐべき貴重な話であったはず。

それを語り継ぐのは私たちの役目なんだろうな。

 

我が家の宗派

 

私はあまり信仰深くはないので、自分の家が一体どんな宗派なのか、日頃意識することはほとんどないけれど、

葬儀の際に改めて、自分の家の宗派をちゃんと知らなきゃいけないなと感じる方も多いんじゃないでしょうか?

ちなみに伊藤家は・・・

『浄土真宗』

浄土真宗ってどんな教え?

「南無阿弥陀仏と念仏を称えたら、死んだら極楽へ往ける」と教えられたのが親鸞聖人(浄土真宗の祖師)と思っておられる方が少なくありませんが、親鸞聖人の教えは『平生業成(へいぜいごうじょう』といわれ、平生、生きている時が大事なんだと言うこと。

平生業成の「平生」とは、死んだ後ではない、生きている現在ということ。

何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、苦しくともなぜ生きねばならないのか、という「人生の目的」のことです。

人間に生まれたからには、これ一つ果たさなければならない大事業がある。それは現在、完成できる。だから早く完成しなさいよ」と生涯教えられたのが親鸞聖人。

(「1から分かる親鸞聖人と浄土真宗」引用)

 

要するに・・・

何のために生まれてきたのか。
何のために生きているのか。
苦しくともなぜ生きねばならないのか。

「人生の目的」を、生きているうちに完成することが大事。

と言うことみたいです。

なるほど。
改めて調べて、初めてなんとなく解った私。。。

祖父は約20年前に亡くなって、そのときから度々聞いている浄土真宗のお経。

みんな聞いたことありそうなフレーズ『南無阿弥陀仏。』(なむあみだぶつ。)

晩年はボケて来てしまっていて、祖父のことはすっかり忘れてしまっていたバーバだったけれど、
祖父が亡くなってからずっと、ほぼ毎日、お仏壇に向かってお経を読んでいて、それが祖母の日課だった。

どんな気持ちで仏壇に向かっていたのか、それも今になって聞いといたらよかったなと思う。

 

今回お通夜と告別式は、セレモニー会館で執り行ったのですが、
セレモニー会場での告別式は私にとって初めての経験でした。

お経を読むお坊さんがいらっしゃって、

それとは別に葬儀を司会進行する会場の担当者がいて、
故人が今までどんな人生を歩んで来たかなどのナレーションと、泣かせるBGM付き!!

納棺もみんなでやって、お花や思い出の物を1人ひとり入れる時間もあったりして、とっても丁寧でした。

ほー。そんな演出までしてくれるんだ!

今のお葬式ってこんな風に進めてくれるんだ!

と初めての体験に驚きの連続。

 

そしてそのあとの親族での食事会。

バーバの死は悲しいけれど、
天寿を全うしたバーバへの宴でもあり、親族みんなで和やかに過ごしていたところ・・・

「プロジェクターを持って来たので今から母(バーバ)の写真をみんなで見てみましょう!」と父。

ん?プロジェクターとスクリーン持参?!

なんかのプレゼン?!w

持参のプロジェクターでプレゼンする父

でもみんなで写真を見て思い出話にも花が咲いて、
意外とよかったです。会場の方々はちょっとびっくりしてたけどw

 

生きているうちに

 

ある意味では、幸せな死だった

とお坊さんが言っていて、

例えば災害で亡くなってしまった方々や

親より先に死んでしまった友人たちを想ったら、

 

父や母や病院の先生方の看病があって

本人の希望どおり、長年住んだ町に帰ってきて、最期は少し苦しかったかもしれないけれど、長年病と闘ったというわけではなく、ちゃんと子供と孫と親戚たちに囲まれて、たぶん比較的穏やかにお布団のなかで亡くなったバーバ。

 

家や病院で何回かカットしてあげて、その度に、

「すごいすごい、職人さんだねぇ」と、

喜んでくれたバーバが居ないのはとっても寂しいけれど、

幸せな死。

本当にその通りだなと思って、穏やかな気持ちでお別れができました。

5月に帰省した際に入院していた病院でカット

孫と曾孫に囲まれて

 

当たり前だけれど、人はいつか死ぬ。

どんな人間にも時間だけは平等に与えられているんだよと、いつも母から言われていた。
そしてそれは思っているよりきっとずっと短いよ。と。

晃さんも言ってるように、人の時間には限りがある。

それをどう過ごすかは自分次第

誰かが亡くなると、いつも気づかされることは、

限りある時間を大切に、『今』を大切に生きなきゃ。

そんなにうまく行かない日もたくさんあって
それでも無駄なことは一つもないって思っていて、
今出来ることを精一杯やって、また明日に活かせばいい。

そしてちゃんと、生きてるうちに、ありがとうを伝えなければ

きっとそれが、浄土真宗の教えの『平生業成』のひとつなのかもしれない。

 

もし、これを読んでくれている方に、感謝していたり謝りたかったり何かを想う相手がいるならば、
ちゃんと言葉で、できれば会って、伝えてほしいなと思います。

 

会いたい人がいるならば、時間とか距離とか状況の問題はあるかもしれないけれど、
できるだけ早く会いに行ってほしいです。。

私もできる限り、会える人には時間を作って会いに行こうと思っていて行動しているつもり。

いついなくなるかなんて、わからないからね。

自分だっていつ死ぬとも限らない。明日死ぬかも。
でも100歳過ぎても死なないかも。

もし、会いたい人や大切な人がいるならば、お葬式になって駆けつけても遅い。

お葬式になれば、お休みもらえて会いに行けることも大事だけれど

そうじゃなくて、お葬式になる前に、お休みもらって会いに行けるような社会になったらいいなと想うのです。

 

今回、家族や普段会えない親戚に会って、改めて感じたのは、命を受け継いでいくことって大事なことだし、すごい事だなということでした。

バーバがいたから、父がいて、私がいる。

当たり前のコトだけれど、受け継がれて来たこの命、大切にします!

 

この度、急遽お休みをいただき、Tento-の皆様、晃さん、本当にありがとうございました。

 

暑すぎる日が続いてますが、みなさん、ちゃんと栄養とって夏バテに気をつけてくださいね☀️

 

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